引越し荷造りと梱包方法

見積もり確定後に荷物が増えた場合は業者に連絡する

荷物の梱包

引越しトラブルで多いのが、見積もり後に荷物が増えてしまうというケースです。荷物が増えたにも関わらず、引越業者に連絡を入れずに引越し当日を迎えてしまうと、最悪の場合トラックに荷物が入りきらないという事態になりかねません。荷造りを進めていくうちに、荷物が増えていることに気が付いた場合は、すぐに引越業者へ連絡するようにして下さい。

大幅に荷物が増えた場合は引越業者に連絡し、再見積もりしてもらう

引越しの再見積もり依頼

先程もお伝えした通り、見積もり時に比べて荷物量が増えた場合は、必ず引越業者に連絡をして下さい。例えば、「自転車を1台追加したい」「衣装ケースを5個追加したい」など、荷物の数や量が明らかに増えた場合には、再見積もりが必要になる場合があります。

手配する車両などの見直しが必要となれば、当然料金も変わります。業者側から再見積もりを案内されたら、必ず従いましょう。また、車両や作業員の追加が必要な場合は、急な対応が難しい場合もあります。荷物が増えることが分かった時点で、早めに業者へ相談して下さい。

ダンボール1~2個程度ならば、問題ないことが多い

荷物量が明らかに増えた場合は、再見積もりになるとお伝えしました。では、「前もって申告していた数は10箱だったが、実際には12箱だった」程度の場合はどうでしょうか。このように、ダンボール数個程度の誤差であれば、ほとんどの場合、再見積もりを必要としません。ただし、業者へダンボール数が増えた旨、連絡はしておいて下さい。

荷物が減った場合も引越業者へ連絡する

では、見積もり時に比べて荷物が減った場合はどうでしょうか。大きな家財を処分するなどして、大幅に荷物量が減ると、車両の台数や大きさが変わる可能性があります。その場合、見積もり料金が減額になることもあります。荷物が明らかに減った場合も、忘れずに引越業者に連絡するようにして下さい。

ただし、ダンボール数個減った程度では、必要な車両の大きさや作業員の人数は変わりません。そのため、見積もり料金が安くなることは考えづらいです。

引越し当日に荷物が増えたことに気付いた場合は、すぐに作業員へ申告する

ダンボールを運ぶ引越業者

見積もり時に比べて、荷物が増えた場合は、車両の追加手配などの都合も考えて、できるだけ早めに業者へ連絡するべきであるとお伝えしてきました。

しかし、荷造りが引越間際までかかってしまった場合など、荷物が増えたことに気が付いたのが引越し当日ということも考えられます。そのような場合は、引越当日すぐに作業員の方に申告して下さい。

追加車両の手配が必要な場合などは、追加料金が発生する

荷物が増えたことを引越し当日に申告すると、作業員の方が荷物量を見て、現状の車両のみで運搬できるか判断してくれます。追加で車両の手配が必要となった場合は、追加料金が発生します。この場合、事前に荷物量が増えたことを申告し、車両を追加した場合に比べて、追加料金が高くなることも考えられます。

また、当日になって荷物が増えたことを伝えると、引越し作業が滞ります。必ず車両が手配できるとも限りませんし、作業員の方の手間を増やすこととなります。スムーズに引越しを進めるためにも、計画的に荷造りをして、事前に荷物量を把握できるよう努めて下さい。

見積もり後に荷物量が増えるのを防ぐ方法

引越しの見積書

見積もり確定後に荷物量が増えると、再見積もりとなり、追加料金が発生する場合があるとお伝えしてきました。相見積もりを取るなどして、引越料金を押さえたにも関わらず、追加料金が発生してしまっては、結局引越代がかさみます。

見積もり確定後に、荷物量を増えるのを防ぐために、以下の3点に気を付けて下さい。

見積もり時、荷物や家財の大きさや量を正確に伝える

訪問見積もりではなく、電話で見積もりを取る際は、荷物量は自己申告になります。この際に、見積料金を安くしようと考え、家財道具のサイズや量を過少申告してしまう場合が稀にあるようです。

引越業者は申告された荷物量に応じて、トラックのサイズを決定します。実際は荷物量が申告分より多く、トラックに積み込みきれないといった事態になると、新たなトラックの手配等、追加料金が発生する可能性も考えられます。訪問見積もりでな場合は、荷物の量やサイズを正確に伝えるよう心がけて下さい。

可能であれば訪問にて見積もりしてもらう

上記したように、電話見積もりの場合、荷物量について後々トラブルになる場合があります。引越日までの時間に余裕がある場合は、可能な限り訪問見積もりをしてもらうことをお勧めします。

引越業者によっては、トラブルを避けるために、単身などの荷物が少ない場合を除いて、訪問見積もりのみ受付けている場合もあります。

訪問見積もりの場合は、引越業者の方に実際に荷物量を確認してもらった上で、見積もりを出してもらうことになります。引越前に、よほど大きな家具を購入するなどしなければ、荷物量が増えて再見積もりという事態にはならないでしょう。

不用品処分は引越し当日までに行う

最後に、不用品処分は引越当日までに計画的に行って下さい。粗大ごみの処分などは予約が必要となり、処分まで2週間~1ヶ月程度かかる場合もあります。処分する予定の不用品を、引越当日まで処分できずに、引越先まで運ぶことになると、荷物量が増えることになります。

家具など大きな不用品は、引越当日、急には処分できません。余分な追加料金を発生させないためにも、捨てる予定の不用品は、計画的に処分して下さい。

不用品の種類別の処分方法

増えた荷物を自分たちで運搬するのであれば、連絡の必要はない

増えた分の荷物を自分で運ぶ

荷物が増えた場合は、引越業者に再見積もりを依頼する必要があるとお伝えしました。ただ、増えた分の荷物を自分たちで運ぶことができれば、その必要はなくなります。具体的には、以下のような方法で、運搬できるか考えてみて下さい。

  • 自家用車で運搬する
  • 宅配便で送る

車を所有している場合は、引越の際、自家用車を運転して新居に向かうことも多いでしょう。その際、増えた分の荷物を車に積み込むことができれば、引越業者への再見積もりや追加料金が発生することもなくなります。

また、増えた分の荷物を宅配便で新居へ送るという方法もあります。荷物の量によっては、引越業者に追加料金を払うより、宅配便の方が安く済ませられる場合もあるでしょう。宅配便で荷物を送る際は、到着日を引越日以降になるよう指定するのを忘れないで下さい。

まとめ

引越しトラブルの中でも、「見積もり確定後に荷物が増えてしまった」というケースはよくあるようです。再見積もりとなると、追加料金が発生する可能性もありますし、可能な限り、見積もり時の荷物量から増えないよう努めて下さい。

どうしても増えてしまった場合は、引越業者が柔軟に対応できるよう、早めに業者へ連絡を入れることを忘れないでください。