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ペット引越しの注意点

ペットの引越しには気を付けることがあります。引越しの前には必ず把握しておいた方がいいことがあります。

ペットの引越しで気を付けること

ここでは、引越し前に確認しておきたいこと、ペットのストレスについて、ペットの脱走対策、ペットの引越しで必要になる手続きについてご紹介しています。

引越し前に確認しておきたいこと

ペットとの引越しを控え、準備をしなければならないことがたくさんあって大変かと思いますが、必ず忘れずにチェックしておきたいことがあります。

動物病院

それは、引越し先でお世話になる動物病院のチェックです。ペットと暮らしていると心配なのは病気や怪我などです。また、予防接種や定期健診など、ペットの健康を守るためには少なからずお世話になると思います。

ペットが急に体調を崩した時など、すぐに連れて行ける距離にあるか確認しておきましょう。また、診察時間も忘れずに確認してください。自分の生活サイクルと合わない場合は、別の病院を探さなくてはなりません。

現在では動物病院を簡単に検索できるサイトも多いので、利用してみるのもよいでしょう。できれば、あらかじめ病院に行って雰囲気を見ておくと、いざという時に安心ですのでおすすめです。

ペットサロン

また、ペットサロンを利用したい人は、病院と同様に調べておいた方がよさそうです。

店舗によっては、特定の種類の動物のみを扱っていたり、希望のサービスを提供していなかったりということがあります。自分のペットがその店舗で対応可能な種類か、希望する内容のサービスがあるかは要チェックです。

その他

その他には、ペットと一緒に入れる施設がないか探しておくのもおすすめです。ペットの同伴が可能な施設が新居の近くにあれば、お留守番をさせなければいけない時間も少なくて済みます。代表的な施設といえば、たとえばドッグカフェなどがそれにあたります。

また犬の場合、ドッグランがあるとさらによいでしょう。ドッグランで思いっきり走らせることができれば、愛犬のストレス発散になること間違いなしです。

ペットと一緒に楽しむ施設では他の飼い主たちとの交流にもなりますし、探しておいて損はないと思います。

ペットのストレスについて

仕事や結婚、いろいろな理由で新しい住居に引っ越すことはよくあります。しかし一緒に引越しをするペットにとっては一大事。大きなストレスを与える事になります。慣れない環境に置かれることでパニックになったり、普段はしない行動に出たり。場合によっては、食欲がなくなる、病気になるということも珍しくありません。それほどペットにとっては負担が大きいのです。

動物は鼻が効くため、引っ越した後はしばらく新しい住居の香りのせいで落ち着きません。見た目もすっかり変わってしまい、とにかく居心地が悪いのです。当分の間は緊張状態が続いてしまうと考えましょう。

家具を新しいものに変えないことが重要

ペットが動物の場合、引越しで重要なことは、当面は家具を新しいものに変えないということです。たくさんの家財道具の中でも特に、今までペットが愛用して座っていたソファーや椅子、お昼寝に使っていたお気に入りのクッションなど、ペットのにおいがしっかりついたものを新居にも置いてあげることが大切です。お気に入りのオモチャをおいてあげることも忘れずに。

猫の場合、使用済みの猫砂を新居に持っていく

またネコの場合はトイレが心配です。トイレの位置が変わることでストレスになることもよくあります。できれば使用済の猫砂をジップロックなどに入れて新しい住居に持っていき、トイレに入れてあげましょう。これでトイレの場所をすぐ覚えられますし、自分のにおいがすることで気分も落ち着きます。

以上のように、まずは如何にペットのにおいのするものをたくさん新居に置くかが大切です。それと同じくらい大切なことは、飼い主ができる限りそばにいること。犬の場合はとにかくかまってあげること。たくさん遊んであげましょう。猫の場合も、飼い主がそばにいることに安心します。

また、引越し前に動物病院で相談するのもよいでしょう。かかりつけの病院があれば一番です。ペットが環境の変化や長距離の移動によって体調を崩さないように、あらかじめ気分を落ち着かせるお薬を出してくれることがあります。獣医の意見も伺ってみてください。

ペットの脱走対策

新しい住居へ引っ越しをしたら、数週間は家の中で過ごさせましょう。ただ、心配なのがペットの脱走です。フェンスやゲートを設置して十分注意していても、ちょっとした隙をみて家の外に出てしまうことも珍しくありません。

外の世界を見たペットは、知らない景色が広がっていることに戸惑うでしょう。恐怖心から帰ろうとしても、どこに行けばいいか分からなくなり迷子になってしまうのです。ペットに罪はありません。こういう事態に備え、迷子になったペットを見つけやすくするために、前もって準備しておきたい対策法をご紹介いたします。

まずはIDカプセルや迷子札付きの首輪。首輪にはもちろん住所や電話番号名前などの記入を忘れずにしましょう。犬の場合は鑑札を首輪に付けておくことを忘れずに。

そしてマイクロチップ(動物ID情報登録)。マイクロチップは、動物病院で獣医に埋込んでもらいます。ICチップ専用の読み取り機を持っている場合は、埋込まれたマイクロチップ番号を基に、その動物の飼い主、連絡先などのデータが読み取ることができます。

もし、ペットが動物保護センターなどに引き取られた場合、その施設に読み取り機があれば連絡がくるでしょう。ただしマイクロチップを埋め込んでいても、データを入力していなければ意味はありません、データ登録申込を必ずしてください。ちなみに登録料がかかりますので覚えておきましょう。

ペットの引越しで必要になる手続き

犬の場合

一般的によく飼われているような小動物には必要ありませんが、犬を飼っている場合、引越しに伴い登録変更手続きが必要です。

更新手続きには、狂犬病の予防接種時に交付される鑑札が必要になります。もし鑑札がどこにあるか分からない、あるいは紛失してしまった場合は再交付をしてもらえます。ちなみに再交付には1,600円の費用がかかります。

その他には、狂犬病予防注射済証が必要です。鑑札と同じで、狂犬病予防注射を受けた後にもらう注射済証になります。

届出は引越しした日から30日以内と決められています。必要書類と印鑑を持って引越し先の市区町村役所か、保健所などへ行って届出を行います。届出先は各市町村によって違いますので、前もって確認しておきましょう。

特定動物の場合

犬の他には、特定動物の登録手続きもあります。特定動物とは、コブラ、くま、クロコダイルや虎など人間に危害を加える恐れのある動物のことです。

一般的に知られるペットとは異なるものですが、稀にペットとして飼育している人がいます。特定動物を飼われている方は、引越しの際に引越先に新しく登録が必要になります。

ペットの登録手続き以外に忘れてはいけないのが、ペットに埋め込んだICチップに登録されているデータの変更です。「どうぶつIDデータ登録・変更申込書」に変更事項を記入し事務局に送れば、ICチップ内のデータが最新のものに更新されます。