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引越し先でペットが飼えない場合の対処法

ペットは可愛いものです。現代ではペットも家族の一員として、大切に飼われることが一般的となりました。しかし急な引越しによって、ペットとの生活が脅かされることがあります。それは新しい環境でもペットと暮らすことができるかという問題です。

引越し先でペットが飼えない場合の対処法

手は尽くしたものの、引越し先ではペットが飼えないとなった時、飼い主はどうするべきでしょうか。

犬や猫、その他小動物の里親探し

まずは友人や知人にペットが欲しいという人がいないか探してみましょう。できる限り多くの人に声をかけ、直接の知り合い以外にも里親になりうる人がいないか聞いてもらいましょう。もし里親候補が見つかったらすぐに連絡してもらってください。

里親は基本的に自分の周りにいる人、もしくは知人に紹介してもらった人になってもらうのが安心です。全く面識のない人に大切なペットを預けるのは非常に不安ですし、その後のペットが元気に暮らしているか、確認することも難しくなります。こういった理由から、できる限り身近な人から里親を見つけることをおすすめします。

また、簡単なポスター作成し、人目に付く商店街やスーパー、銀行、郵便局などにお願いして張らせてもらってもよいでしょう。

その他にも、新聞やインターネットなどのメディアを使って里親募集を行えるようなサービスもたくさんあります。たとえば里親募集専門のサイトやコミュニティーサイトの掲示板などで呼び掛けるなど、さまざまな方法が考えられます。ただし新聞や雑誌などの場合、掲載料がかかる場合がありますので確認が必要です。

このように個人でもできることはたくさんありますので、できる限り試してみてください。個人的な活動と併せて、動物愛護団体に相談するのもおすすめです。ペットを一時的に預かってもらえたり、的確なアドバイスをもらえたりしますので効率的に里親を探すことができます。

ペットを手放さなければいけない辛さはあると思いますが、大切なペットの新しい生活の為、飼い主としてふさわしい人を一生懸命探しましょう。

熱帯魚などの魚類の里親探し

金魚や熱帯魚などの魚類は、犬や猫などの小動物と飼育の仕方が違います。基本的に賃貸などの集合住宅の入居条件で飼育が禁止されることは少ないのですが、新居のスペースを考慮すると水槽が置けないといった場合などには、残念ながら飼育をあきらめなくてはならないでしょう。

熱帯魚に関しても他のペット同様、親戚や友人、知人にまず声をかけてみましょう。見つからないようなら、熱帯魚ショップなどに相談してみてください。対応はショップによって様々ですが、無料での引き取りや、場合によっては買い取ってくれることもあります。

ショップには、あらかじめ電話で問い合わせた方がよいでしょう。水槽の空き状況などによっては、受け付けてもらえない可能性もあります。

また金魚や熱帯魚などの場合も、インターネットの掲示板や里親募集の情報サイトが存在します。ショップで引き取ってもらえない場合には、こういったものも活用しましょう。

絶対に放流してはいけない!

引き取り手を探すのが面倒だからといって、川などに放流することは絶対に許されません。自然環境を大きく変えてしまうことがあり、実際に一部の魚が絶滅に瀕しているなどの悪影響がでています。

熱帯魚などのペットの放流は後を絶たないそうです。いわゆる外来種による生態系への悪影響は、非常に大きな問題となっています。かわいそうですが、引き取り手を見つけられない場合には、殺処分するしか方法がありません。引き取り手が見つかるように、できる限りの手を尽くしましょう。