車両

バイクの運搬について

大きなバイクの場合、車と同じで引越し荷物とは別に運ばなければなりません。その運び方や注意点について、ここでは触れていますので事前に把握しておきましょう。

引越し時のバイクの運搬

バイクの運搬方法

引越しでバイクを運搬する方法は、いくつかありますのでご紹介します。

引越し業者に頼む

通常の引越し業者に依頼をする方法です。基本的には有料オプションで、一般の荷物とは別に見積もりをとります。引越しの時にバイクも持っていきたい場合は、見積もりの段階で運搬を依頼する必要があります。

実際の運搬は原則、家財とは別の車両で運搬されます。引越し業者が提携する車両輸送の専門業者が運搬することもあります。ちなみに排気量50cc以下のバイク(原付)に関しては、一定の安全条件をクリアすることを前提に、家財と同じトラックで一緒に運んでくれる業者もあります。

運搬業者に頼む

車両輸送の専門業者に依頼する方法です。具体的には、バイク輸送を専門にしている業者があるので、その種の業者にまかせることとなります。バイク輸送に関する豊富な経験とノウハウによって、安全な運搬が期待できます。

料金はバイクの排気量、輸送距離、交通事情などで決まります。

自分の車、もしくはレンタカーに積んで運ぶ

バイクを車に積むには、十分なスペースが必要です。基本的にはトラック車両を利用することになります。一般的なバイクであれば、いわゆる軽トラックのクラスで問題ありません。バイクを積込む際には、ラダーレールを使用すると比較的簡単かつ安全に作業できます。ベルトやロープなどで、しっかりと荷台に固定することも大切です。

当然、運搬中は安全運転を心がけます。少しでも荷台に異常を感じた場合には、停車をして荷台を確認しましょう。運搬費用は自分の車が使えれば、ほぼ燃料代だけで済みます。レンタカーの場合には当然レンタル料がかかります。

自分で運転して引越し先まで行く

この方法が使えるならベスト。燃料代しかかからないのでお得です。新居が旧宅から近い場合や、時間的な余裕がある場合には、できるだけバイクで新居まで移動するようにしましょう。ただし、いくら時間に余裕があるといえど、長距離運転の場合には負担が大きくなりますので、新居が遠い場合はなるべく運搬を頼みましょう。

バイクを運搬する時の注意点

バイクを運搬する際には、必ずガソリンを抜いておきましょう。ガソリンは静電気で引火してしまうこともあります。ちょっとしたことで出火するリスクがある危険な物質です。運搬中に何らかの要因でガソリンに引火し、大惨事になるとも限りません。取り返しのつかない事故を防ぐためにも、燃料タンクのガソリンを空にした状態で運搬しましょう。

また、幸い引火を免れたとしても、運搬中にガソリンが漏れ出して周囲を汚損するリスクがまだ残っています。トラブルを起こらないよう、ガソリンは必ず完全に抜いてください。

ここで、ガソリンを抜く方法をご紹介しておきます。
自分自身で抜く場合、自走によって使い切る方法が考えられますが、時間がかかる上にバイクを傷めるリスクもあるので現実的な方法とは言えません。他には手動ポンプを使う方法がありますが、かなり慎重な取り扱いを要し、非常に手間のかかる作業となります。ポンプがなければ購入も必要です。安全にガソリンを抜くには、業者に依頼する方法がよいでしょう。日頃からガソリンの取り扱いに慣れているバイクショップやガソリンショップなどに頼むと、確実にガソリンを抜くことができます。

ガソリンの取り扱いは素人には難しく、プロに頼めば時間や労力の節約にもなります。何より安全面を考慮すれば業者にお願いするのが一番です。