車両

バイクの運搬費用

バイク運搬の費用は距離に比例して高くなりますが、他の荷物と比べても高くつきます。ですので、ここでは料金の相場感と、バイクを売るという選択肢についても触れています。

引越し時のバイクの運搬

バイクを業者に運んでもらう際の料金

バイクを業者に依頼して運搬してもらう場合の料金は、基本的に排気量と運搬距離によって異なります。排気量の大きさと運搬距離の長さに比例して料金が高くなります。ここでは、「東京・大阪間」と「東京・福岡間」を例にして、相場を紹介しましょう。

バイクを業者に運んでもらう際の料金

この相場は複数の業者の料金を基に算出していますが、業者によって排気量の分け方が異なっていました。たとえば、3クラスに分けて料金を出している業者もあれば、6クラスに分けて料金を設定している業者も見られます。

外国車、高級車、3輪車、サイドカー、トライク、特別なデコレーションが施されたバイクに関しては、割増料金が発生する可能性が非常に高いようです。事前に確認することをおすすめします。

またバイクの運搬費用は、場合によって乗用車よりも高値となる可能性があります。例に挙げた東京・福岡間において、乗用車の運送料金を60,000円程度に設定している業者があり、バイクの運送費用がそれを上回ることも。見積もりは一社ではなく、数社に渡ってとるとよいでしょう。

バイクの運搬の料金に関する注意点

引越し時のバイク運搬は、引越し業者に引き受けてもらうことができます。見積もりは他の荷物と一緒に行われるので、バイクだけ別に見積もりを取る手間がかからず便利です。ただし料金に関しては、少々注意しなければなりません。

バイク運搬は通常の引越し料金とは別に料金が発生しますが、場合によっては車両陸送の専門業者に自分で依頼する時よりも高くなるケースがあります。その理由は、一般の引越し荷物とは別にバイクを運搬する必要があるからです。

バイクには、ガソリンやオイルといった危険物が含まれている上、倒れないように積載するためには相当な手間がかかります。引越し業者は、自社トラックへのバイクの積載は行わず、専門業者へ運搬作業を依頼します。その結果利用者が直接専門業者に依頼するよりも、料金が高くなってしまう可能性があるのです。

ただし原付バイクについては、引越し業者によって対応が異なります。原付バイクに限り、ガソリン等の危険物を必ず抜いておく事を条件に、家財と同じトラックに積載して運搬を行う業者があります。もちろん原付バイクも必ず専門業者に運搬をさせる業者もあります。

バイクの運搬が必要な引越しの場合は、運搬方法や費用についてしっかりと業者と話し合い確認を取るようにしてください。

引越しを機に売ることも選択肢に入れる

バイクを所有している人が引越しを行う場合、当然の事ながらバイクを新居に運ぶことを考えるでしょう。ただ、引越しは色々と物入りですが、バイクに関しても案外と運送費が高くつきます。もし買い替えや処分の可能性が少しでもあるなら、引越しのタイミングに合せるのがベストです。普段あまり乗る機会が無いのであれば、いっそのこと売却したほうが良い場合もあります。

バイクを転居先に運んだ場合には、ナンバー変更や保険住所変更等の手続きも行なわねばなりません。引越し前後にはさまざまな雑事をこなす必要がある上、こういった手続きが加わるとさらに面倒に感じるものです。費用と手間をかけても必要なバイクか、引越しを機に考えてみることをおすすめします。