自転車の処分について

自転車の処分や買い替えも視野にいれる

引越し業者に依頼する場合、基本的には一般家財と同じトラックで自転車を運搬してもらえます。ただし場合によっては、新居に運ぶより新しい自転車を現地で購入した方がいいケースもあります。

高価な自転車の場合は別として、シティサイクルと呼ばれるような一般的な自転車であれば、運搬費より安く購入できる可能性が高いからです。とりわけ遠方への引越しを行う場合には、思いのほか運搬費がかさむので、買い替えを視野に入れておくことをおすすめします。

また、せっかく引越し先まで自転車を運んだとしても、結局使わないというケースも。たとえば、今までは自宅から最寄り駅まで距離があったために自転車をよく使っていたが、新居では最寄り駅まで徒歩数分。自然と自転車に乗らなくなった、といったことはよくあるのです。

自転車をお持ちの方は、新居でも使用するかをよく考えた上で、運ぶか処分するかを決めましょう。

自転車を処分する方法

自転車を処分する方法に関して、その代表的な方法を紹介します。

自治体の回収サービスの利用

自治体（市区町村）の粗大ゴミ回収サービスを利用します。申込み方法、出し方、手数料などはそれぞれの自治体により異なりますが、民間業者の不用品回収サービスと比べて安価で済む傾向があります。電動付き自転車の場合は、バッテリー部分が別回収になる可能性があります。確認してから適切に処分しましょう。

処分場への持ち込み

自治体が運営しているゴミ処分場へ、自分で直接持ち込んで処分する方法です。どの施設も基本的には持ち込み可能。自ら運べば、回収サービスを利用するよりも安く処分することができます。ただし、この種の施設は住宅地から離れた場所にあるケースが多く、運搬が困難な可能性もあるので注意してください。

引越し業者への依頼

多くの引越し業者は不用品回収サービス（基本的に有料）を提供しているので、そのサービスを利用する方法もあります。ただし、自転車の回収を受け付けているかは業者によって異なりますので、必ず確認しましょう。

不用品回収業者への依頼

不用品回収を専門に行っている業者もあります。依頼をすると、自宅まで回収しに来てくれます。料金は回収費に出張費が加算されることもあり、自治体の回収サービスと比較すると割高ですがメリットもあります。

通常、不用品の回収は依頼者の都合に合わせてくれます。不用品を渡すこと以外にやることはありません。忙しくて不用品の処分がなかなか進まない時には、効率的で楽なので非常に便利です。

リサイクルショップの活用

一部のリサイクルショップでは、自転車の無料回収を行っている場合があります。ただしコンディションが悪い自転車は、価値が著しく低いため引き取ってもらえないケースがあります。

また買取を実施しているショップもありますが、査定価格が0円になる場合も少なくありません。買取希望の場合は、事前にショップに尋ねておくべきでしょう。リサイクルショップを活用する場合は、原則持ち込みになります。ショップまでの運搬方法も考慮した上で判断してください。

知人に譲る

機能性・操作性に別段問題が無い自転車であれば、知り合いに譲ることもできます。周囲の人々に自転車が必要な人がいないか声をかけてみるのもよいでしょう。