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自動車の引越しを業者に依頼する
遠方への転居、複数台の車の引越しなど、自分の運転で車を運ぶのが難しいケースは多々あります。このような時には、車両の運搬を扱っている業者の利用がおすすめです。無理をして自分で運転するより安全に、確実に運ぶことができます。
業者に車両運搬をまかせる場合、依頼先は主に2つ。引越し業者、あるいは車両専門運搬業者に頼むのが一般的です。
引越し業者に依頼する
引越し業者では家財などの荷物の他に、自家用車の運搬も受け付けている業者があります。運搬に必要な手配は、すべて引越し業者に任せられます。仕事や子育てなどで忙しい人にとっては、手間と時間の節約になる便利なサービスです。
ただし、他の荷物と自動車は一緒に運ぶことができません。専用のドライバーや車両を用意する必要があるため、有料オプションとしての扱いになります。
以下に、引越し業者の車両運搬の特徴をまとめました。
提携している車両運搬業者に業務を委託している。
引越し業者で専門スタッフなどを用意している場合もありますが、たいていの引越し業者では、提携している車両運搬業者に業務を委託しています。
運び方は、自走か陸送
専門ドライバーが直接運転(自走)したり、キャリアカーなどの専用車両を使ったりする陸送が主流です。
基本的に運搬方法や所要日数の融通がきかない。
運搬にかかる日数は業者によりますが、1週間前後はみる必要があります。基本的に運搬方法や所要日数の融通がきかないので、どうやって運ぶか、何日後に届くかなど、あらかじめしっかり確認しておきましょう。
車両専門の運搬業者に依頼する
引越し業者を介さず、自分で車両運搬の手配をする方法ももちろんあります。引越し業者のオプションを利用するより手間はかかりますが、料金や運び方などの選択肢が多いのがメリットです。引越し準備に充分な時間をさける人は、専門業者の利用も併せて検討しましょう。
以下に、車両専門運搬業者の特徴をまとめました。
引越し以外の目的にも対応している
車両専門の運搬業者では、引越し以外にも、旅行、出張、中古車売買に伴う運搬など、さまざまな用途に対応しています。中には、乗用車以外の車両や故障車などの運搬に対応している業者もあります。
運び方は、陸送の他、専用船(フェリー)を使った運搬もある
運搬方法は陸送の他、専用船(フェリー)を使った運搬をメインにしている業者などがあります。
予算やスケジュールに合わせてプランを作ることができる
業者やプランによって、料金や運び方はさまざま。予算や引越しスケジュールに合わせたプランを選ぶことが可能です。
- 旧居から新居まで運んでもらう
- 駅や空港に駐車した車を、新居まで運んでもらう
- 旧居近くの拠点まで自分で運び、新居近くの拠点で受け取る など
運搬にかかる日数は、即日から1週間程度と幅があります。運搬する距離や運び方によって異なりますので、詳しくは運搬業者に確認しましょう。
自動車の引越しに伴う手続きの代行サービスもある
車の運搬と同時に車検証の住所変更手続きなどを代行してくれる業者もあります。自動車の引越しに伴う手続きは、案外忘れがちです。手続きの仕方がよくわからないなど、心配な人は代行サービスの利用を検討するのもよいでしょう。
業者に運搬を依頼する時の注意点
別途料金が必要な車、あるいは運搬ができない車が一部ある
たとえば、高級車、クラシックカー、キャンピングカー、改造車などです。事前に必ず確認しましょう。
車を預ける前には、必ずスタッフと一緒に車体の状態をチェック
運搬後、外装にキズなどが増えていないか確認するための重要な作業です。業者とのトラブルを防ぐという意味でも、車体の状態は正確に把握し共有しておきましょう。
車内に荷物を載せた状態で運搬することはできない
依頼するのはあくまで「自動車の運搬」。原則として、車内に荷物を載せた状態で運搬することはできません。荷物を載せたまま車を預けてしまった場合、万が一運搬中に荷物の破損や紛失などが生じても自己責任となります。