車両

自動車を引越し先まで自力で運ぶ

自家用車を所有している場合、その運び方について迷う人も少なくないはず。引越し先が遠ければ遠いほど、自分で運転して新居に行くべきか否か、より判断が難しくなるでしょう。

自動車を自分で運転して運ぶ

自動車を自分で運転して運ぶメリット・デメリット

近距離の引越しであれば、自らが運転して新居まで移動するのが最も理想的といえます。人と車を同時に運べるため、非常に効率的です。中でも車の運転に慣れている人は、公共交通機関を使って移動するよりも楽に感じることが多いでしょう。

しかし、良いことばかりではありません。メリットとデメリット、どちらも考慮した上で自動車の運び方を選択する必要があります。

メリット

  • 人、車、加えて貴重品などの引越し業者では運べないものが一度に運べて効率的。
  • 少量であれば、トラックに積めなかった荷物を運ぶことも可能。
  • 引越し先で足に困らない。生活に車が不可欠な地域では特に重要。
  • 車両運搬業者に依頼するより安上がり。(基本、ガソリン代や高速代のみ)

デメリット

  • 引越し前の準備で疲れている中、運転をしなければならない。
  • 知らない土地への引越しでは、土地勘のない地域での運転でさらに負担がかかる。
  • 天候が悪い場合は運転がしにくい。特に雪の場合は、タイヤなどの準備が必要なことも。
  • 交通事故など、予期せぬトラブルの可能性がある。

自分で運転して新居へ向かう場合、ドライバーへの負担や交通事故などのリスクが少なからずあります。そのため、長距離の引越しには向いていません。また、複数台所有しているケースも、自力運搬は不向きです。

完全に自力で運ぶのが無理なら船を使うという手も

「旧居から新居まで運転する事は難しいが、できる限り自分で運びたい」といった場合には、運搬の一部を業者に任せるという方法があります。ここでは、車両の海上輸送サービスを例に挙げてご紹介します。

車両運搬業者では、旧居から新居まで車を運んでくれる他、船による運搬のみの依頼にも対応していることがあります。つまり、陸送を自分で行うプランです。

車両の海上輸送サービス

この方法なら、長距離の引越しでも問題ありません。自力で運びきるよりも楽で、交通事故などのリスクも抑えることができます。業者に運搬をすべて任せるより、費用を抑えやすいのもメリットです。

海上輸送を使う時の注意点

海上輸送では、高級車など、輸送してもらえない車が一部あります。天候などによってスケジュールが左右されやすく、陸路を使うよりも予定の変更や遅延が起こりやすいのも特徴です。そのため、新居ですぐに車が使えない可能性も考慮しなければなりません。

また、あくまでも「車両」だけを運ぶサービスです。ドライバーなど、人が乗車したまま船に乗る事はできません。また、一部例外もありますが、車内に荷物を積んだ状態で運搬することもできません。

この他にも運搬上のルールがいくつかあり、業者によって対応も異なります。保証の有無なども含め、車を預ける前にはサービス内容や注意事項をしっかりと把握しておきましょう。