単身(一人暮らし)で自力で引越しをする

引越しを行う方法としては、自力で行う場合と引越し業者を利用した場合に分かれます。
そこで、それぞれに関する費用や料金の相場について紹介します。

自力で引越しを行う

自力で引越しを行う場合の料金相場

はじめに、自力で引越しを行う場合の費用相場についてですが、荷物を運搬するための自動車を手配する必要がある場合には、そのレンタル費用が必要となります。

レンタカーの費用は、借りる自動車のタイプにもよりますが、一人分の荷物であれば、2t積トラック程度で充分です。レンタカー費用と食事代(御礼)を合計すると、自力で実施する場合の費用相場は、25,000~50,000円程度であると考えられます。

2t積トラックのレンタル費

2t積トラックのレンタル費は、大手レンタカー会社の料金を参考にすると、2014年10月1日時点で、標準デッキタイプの車種であれば、6時間7,000円台、12時間10,000円台、24時間13,000円程度にて借りる事が出来ます。ただし、ガソリン代や有料道路使用料等がこれにプラスされる事となるので、レンタカーに関する費用は、1万円~2万円程度と見る事が出来るでしょう。

人件費

また、作業の手伝いを依頼する場合、その人たちに対する経費が必要となります。たとえ仲の良い友人に依頼したとしても、常識的には、お礼を兼ねて食事を振舞うくらいは必要でしょう。友人2名に応援協力を依頼して、昼食や夕食を提供した場合なら、自分の分も加えて3名分で15,000~30,000円程度は見ておくべきです。

自力で引越しするときの注意点

自力で引越しを行う場合、どのような点に注意すべきなのかを説明します。

第1点目は、荷造り用のダンボールを用意する事です。

荷造りにおいては、梱包用のダンボールが必須であり、必要量を確保する事となります。調達方法については、通販やホームセンター等の店舗にて購入する方法や、スーパーやコンビニ他の商業施設で無料でもらう方法が考えられます。

第2点目は、梱包資材・グッズの準備です。

緩衝材(エアキャップ)、新聞紙、ビニール袋、ガムテープ、マジック、カッターナイフ他、荷造りに使用する資材やグッズを取り揃えておきます。

第3点目は、適切なレンタカーの手配です。

荷物を積載するのに充分な積載容量の自動車をレンタルする事が必要です。
なお、自分で自動車を運転出来ない場合は、誰かに運転を依頼する必要が生じます。

第4点目は、友人等への作業協力の依頼についてです。

車両への積込み及び運搬については、引越し当日に一気に行うのが一般的ですが、自分一人では相当時間がかかり、場合によっては、冷蔵庫等は重たすぎて運べない可能性があります。従いまして、作業を手伝ってくれる人を1~2名は確保すべきでしょう。ちなみに人数が多くなりすぎると、かえって作業がうまくいかない場合があるので気を付けるべきです。

なお女性の引越しにおいては、女性だけの力では作業がはかどらない場合もあるので、男性に応援を要請する事も検討すべきでしょう。

第5点目は、時間的な余裕を持って準備する事です。

荷造り、レンタカー申込み、友人等への作業依頼などを、時間的な余裕を持って行います。

第6点目は、引越し当日の作業予定を考えておく事です。

搬出開始時間、運搬(運搬ルート、運搬往復回数、所要時間)、搬入予定時間などについて、
あらかじめ考えておき、当日はスムーズに作業が行えるようにします。

第7点目は、車両荷台への積込み方法に関してです。

闇雲に積込むと、あとから積み残しが出たり、安定性が悪かったりする事があるので、ある程度は考えながら作業をすべきです。

一般的には、ダンボールから積載する事や重たいダンボールを下にして積む事、冷蔵庫等や洗濯機等の重くて大きな荷物は後から積む事などが、基本的な引越し荷物の積み方であるとされています。