初めての一人暮らしにかかるお金

初めて一人暮らしを始めるのにいくらくらいお金がかかるかについては統計結果があり、40万円から60万円が平均とされています。

一人暮らしを始める際の費用の計算

一人暮らしを始めるには、まず賃貸契約をして物件を借り、引越しをしなければなりません。また新生活を始めるにあたって必要な家電製品や布団などの生活用品もそろえる必要があります。

平均で40万円から60万円という金額は賃貸契約の費用・引越し費用・生活用品の購入費用を含めた金額の平均ですが、借りる物件の家賃が高く購入しなければならない物が多ければ費用はアップします。

部屋を借りるために必要なお金は家賃の6カ月分程度

部屋を借りるためには当然月々の家賃が必要ですが、賃貸契約をする際にもまとまったお金が必要です。これを初期費用と言い、敷金・礼金・仲介手数料・翌月分の前払い家賃で大体家賃の6か月分のお金を用意するのが一般的です。

さらに、賃貸で部屋を借りると借家人賠償特約のついた火災保険に契約する義務があります。火災保険は賃貸契約期間をカバーするように一括払いで契約するので、2~3万円の保険料を納めなくてはなりません。

また賃貸の部屋では、入居者が入れ替わる時には玄関の鍵を交換するのが一般的です。この交換費用を入居者が負担することもあり、金額は2万円前後です。

引越しに必要なお金は3~7万円程度

賃貸物件を無事に借りることができたら、次はいよいよ引越しです。引越しについては、その方法や荷物の多少、それに移動する距離によって費用が大分変わってきます。例えば友人などの協力を得て自分で引越しをするケースでは費用はレンタカー代などで済みますが、業者に依頼して引越しをするとなるとケースにもよりますが3~7万円程度の費用がかかります。

引越しにもシーズンがあり、転勤や進学のために引越しをする人が多い3月は費用も高めです。逆にオフシーズンや平日の引越しを選ぶと費用が抑えられることもあります。

生活必需品を揃えるのに必要なお金

生活家電やキッチン用品など必要な物はいろいろありますが、最初から全てをそろえるとなると費用の面でも大変ですし後になって生活のイメージに合わなかったという可能性もありますから、最初は今まで使っていた物を使い少しずつそろえていくのがおすすめです。

一人暮らしで基本的に必要になる家電は冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・洗濯機・テレビ・掃除機などですが、こうした必ず必要な家電が入ったお得なシングルセットなども家電メーカーから発売されています。

一人暮らしの出費平均は約15万円

実際に一人暮らしを始めると毎月どのくらいの出費があるのかも気になるところです。
1か月生活していくのにかかるお金の平均は約15万円で、家賃6.6万・食費2万・光熱費0.7万・水道料金0.3万・携帯やインターネットなどの通信費1.1万・交際費1万・洋服代2万・雑費と医療費0.3万などといった内訳になっています。

ここで、生活費の中で高い割合を占める家賃の目安は一般に月収の3分の1以内と言われていますが、管理費や共益費も予算に組み込んでおくのが大切なポイントです。