特殊な荷物

引越し時の金庫の運搬方法

金庫は、たとえ家庭用でそれほど大きくないものでも、数十キロはあります。そのため、素人が梱包し運搬するのは非常に危険です。怪我や破損などの事故を起こさないためにも、金庫の運搬はできる限り業者に任せましょう。

引越し時の金庫の運搬方法

まずは引越し業者で金庫を運んでもらえるか確認

引越し業者では、手持ち金庫など、スタッフが簡単に運べる範囲のものであれば、一般の荷物と同じように扱ってくれることも多いようです。ただし、一定の重量を超える金庫の運搬に関しては、たいていの場合オプションサービスとして別途料金がかかります。通常のプランだけでは運んでもらえない可能性があるため、まずは金庫の運搬に対応しているかを確認しましょう。

また、一定の重量を超える金庫の運搬では、専用の道具やクレーン車などを使っての運搬も考えられるため、あらかじめ金庫の運搬を依頼しておく必要があります。料金を払えばすぐに対応してもらえるというものではありませんので、必ず見積もりの時点で金庫の運搬について相談しておきましょう。

引越し業者が運べる金庫の大きさ

引越し業者で運んでくれる金庫は、主に家庭用です。家庭用金庫とは、一般的に耐火金庫のことを指します。重量は、おおよそ100キロ程度までのもので、特殊な機能のないシンプルなタイプの金庫です。これに当てはまらない金庫の運搬を引越し業者に依頼する際は、対応範囲内かを確認する必要があります。

引越し業者で運べない金庫は重量物専門の運搬業者に依頼

重量が100キロを大きく超えるような大型の金庫や、盗難防止装置などの特殊機能が付いた金庫は、そのほとんどが業務用です。業務用の金庫については、一般家庭の引越しを対象とした業者では対応できない可能性があります。

もし、引越し業者に金庫の運搬を断られるようであれば、ピアノやコピー機などの重量物を専門に扱う運搬業者に依頼をしましょう。他の荷物とは別に運ぶことになりますが、数百キロもあるような金庫でも対応可能です。

金庫を運んでもらう時は中身を空にしておこう

引越し業者にしても、重量物専門の運搬業者にしても、原則として貴重品の運搬を請け負っていません。また、中身によっては安全な運搬の妨げになる場合があるため、金庫は完全に空の状態で運びます。つまり、金庫の中身は一緒に運搬しないということです。

業者に金庫を預ける前には中を慎重に確認し、必ず空にしておきましょう。特に貴重品については、たとえ運搬中のトラブルであったとしても、破損や紛失に対する保証はありませんので注意が必要です。

金庫の中身を運ぶ輸送サービスがある

金庫内の貴重品の運搬は、バックなどにいれて自分で携帯し運ぶのが一般的です。ただし、量や重さ、大きさなどの理由で、自分ではうまく運べない貴重品も中にはあります。そういった場合には、貴重品や美術品を専門に輸送するサービスをあわせて利用するとよいでしょう。