引越し手続き

電気の使用停止・開始手続き

電気料金の使用手続き

引越しをする際は、電気・ガス・水道のインフラ設備についても、ご自身で手続きが必要です。ここでは、引越しの際必要となる、電気の手続に関して説明します。

引越しをする場合、引越前に現在の電力会社へ使用停止の手続きをします。そして、新居にて新たに使用開始の手続をする必要があります。現代の私たちにとって、電気なしの生活は考えられません。引越し当日から、安心して電気が使えるよう手続きを進めて下さい。

引越前の使用停止手続き

引越が決まったら、電話、FAX、あるいはインターネットで電気の使用停止手続きをすることになります。特に期限はありませんが、引越間際にあわてないよう、引越しの1~2週間前を目安に、余裕もって手続することをお勧めします。

電力会社の連絡先や、手続の際に必要なお客様番号が記載されているので、毎月届く「電気使用量のお知らせ」を手元に取っておくと、手続がスムーズです。

また、引越先が同じ電力会社の管轄地域の場合は、使用停止手続きと同時に、使用開始手続きも済ませることが可能です。

届出場所 各電力会社 手続方法 ・電話
・インターネット
・FAX
届出人 契約者または、代理人 手続時間 各電力会社による
期限 引越前まで
※インターネットでの手続の場合、当日など直近の手続きができない場合があります。
郵便手続 不可 手数料 なし
必要事項

・住所
・契約者氏名
・お客様番号※1
・引越し日時
・引越し先の住所
・支払方法 など

備考

【電力会社の管轄内で引越しをする場合】
使用停止手続と同時に使用開始の手続きをすませることができます。
例) 神奈川県(東京電力)→東京(東京電力)への引越し など

※各電力会社により、手続方法等が異なる場合がありますので、確認して下さい。

※1 「電気使用量のお知らせ」や「領収書」に記載されています。

手続が完了したら、後は引越し当日にブレーカーを落とすのを忘れずに退去して下さい。使用停止にあたり、立会い等は特にありません。ただ、配管内の水が凍結するおそれがある地域では、給湯器や凍結防止設備の電源が切しまうと凍結の恐れがあります。退去時にブレーカーを落とすか、事前に確認しておいて下さい。

新居での使用開始手続き

上記にて、引越前の使用停止手続きについて説明しました。では、新居で引越し当日から電気を使うためには、どうしたらよいのでしょうか。

電気の使用開始にあたっては、基本的に立会い等は不要なため、ご自身でブレーカーを入りにするだけで使用開始できます。以下1、2、3の順番でブレーカーを上げて下さい。

ブレーカーを上げる順番

ブレーカーを上げることで、使用開始は即座にできますが、ご自身で契約手続を行う必要があります。

手続をする際には、電力プランを選択することができます。電力自由化にあたり、様々なプランが登場しています。各ご家庭に適した電力プランを事前に調べておくと手続きがスムーズです。

使用開始手続きの概要についてまとめたので、以下の表を参考にして下さい。

届出場所 各電力会社 手続方法 ・電話
・インターネット
・FAX
・郵送
届出人 契約者または、代理人 手続時間 各電力会社による
期限 引越し後、速やかに
※電話・インターネット・FAXの場合は引越前から手続可能な場合もあります。
郵便手続 手数料 なし
必要事項

・電気使用申込書(郵送の場合) ※1
・電力プラン ※2
・住所
・契約者氏名
・お客様番号※3
・引越し日時
・支払方法 など

備考

【電力会社の管轄内で引越しをする場合】
使用停止手続と同時に使用開始の手続きをすませることができます。
例) 神奈川県(東京電力)→東京(東京電力)への引越し など

※各電力会社により、手続方法等が異なる場合がありますので、確認して下さい。

※1 新居の郵便受けや、ブレーカー付近に用意されている場合が多いです。ない場合は、各電力会社に問い合わせて下さい。

※2 電力各社、様々な電気料金プランがあります。詳細は各電力会社のHP等で確認して下さい。

※3「電気使用量のお知らせ」や「領収書」に記載されています。

引越した当月の電気料金は、引越し前と引越先で別々に支払う

引越し時に払う電気料金

使用停止や、開始の手続について説明してきましたが、引越しをした月の電気料金はどうなるのでしょうか。

引越しをした月に関しては、旧住所地での電気料金と、引越先での電気料金が別々に請求されます。引越し先で、電力会社が変わらない場合も、請求は2回に分かれます。
以下、引越までの電気料金と、引越先で初めての電気料金について詳しく説明します。

引越まで(旧住所地)の電気料金の支払い方法

旧住所地での電気料金は、前回の検針日から使用停止日まで使用料を請求されます。基本料金は使用日数分を日割計算されます。また、従量電灯※プランを契約中であれば、それぞれの段階の範囲を日割計算したものが適用されます。

引越し日に、電気料金の精算が必要であれば、引越当日に係員の方によってメーターを確認してもらい、その場で精算できます。それ以外の場合は以下のような、従来通りの方法で支払います。

  • 口座振替
  • クレジットカード払い
  • 振込(新居へ請求書が届きます)

引越先で初めての電気料金の支払い方法

引越し先での初めての電気料金は、使用開始日から、最初の検針日の前日までの使用料が請求されます。引越前と同様、基本料金や従量電灯※の範囲については、使用日数で日割計算されます。

支払方法は以下の通りです。なお、口座振替やカード払いを希望の場合は、別途申込が必要です。

  • 口座振替(割引ある場合あり)
  • クレジットカード払い
  • 振込

※従量電灯 電気の使用量によって3段階の電気料金単価が設定されています。

引越しを機に、新居での電力プランを比較してみる

引越し機に電力プランを比較してみる

ニュース等でも大きく取り上げられた通り、2016年4月の電力自由化に伴い、一般家庭でも電力会社を自由に選ぶことが可能になりました。今までは、東京電力や関西電力など地域の大手電力会社と契約していましたが、今後は新規参入の電力会社を選択することも可能です。

例えば、東京から神奈川へ引越しをした場合、従来なら引越し前と変わらず東京電力と契約していました。しかし、これからは下記のような多くの会社の中から選択可能です。

  • ・東京電力
  • ・東京ガス
  • ・昭和シェル石油
  • ・ENEOS電気
  • ・関西電力
  • ・東北電力
  • ・ソフトバンクでんき など

どの電力会社のどのプランがいいか検討することで、電気料金を節約できるかもしれません。引越しを機に、自分たちの生活スタイルに合った電力プランを比較検討することをお勧めします。

電力プランを比較して、自分に合ったものを選ぶ

家族構成、オール電化住宅かどうかなど、生活スタイルは各家庭様々です。 自分の状況に応じた電力プランを選ぶことで電気代の節約につながる可能性もあります。

例えば以下のような電力プランがあります。

  • 夜間の電気料金が安いプラン
  • オール電化住宅の向けのプラン
  • 電気使用料が多い家庭向けのプラン

プランの内容以外でも、各種ポイントがためられるなど、特典は様々です。是非、各電力会社のホームページでプランや特典を確認してみて下さい。

また、従来の地域電力会社にて従量電灯プランを選択する場合でも、アンペア数を変更することで電気料金の節約や、頻繁にブレーカーが落ちてしまうことを防ぐことができます。引越しを機に、どの程度電気を使うのか今一度、確認することをお勧めします。