家電

引越し時に家電を上手に安く手に入れる方法

家電を手に入れる方法は、2つあります。購入とレンタルです。購入が一般的ですが、実は家電をレンタルする方が増えています。ここでは安く手に入れる方法として、購入する際に知っておくとお得な情報とレンタルすることについても触れています。

引越し時の家電の揃え方

新生活のための家電の揃え方は、生活環境や経済状況に応じて使い分けるのがベストです。短期間の引越しを繰り返す場合、初期費用をとにかく抑えたい場合はレンタルを。引越しをあまりしない、先に支払えるものは支払ってしまいたい、好きな商品を新品で所有したい、ということであれば購入。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で上手に選択しましょう。

必要な家電を上手に安く手に入れる方法

引越しを機に新たに家電を購入する事がありますが、上手に価格交渉を行うと家電を安く手に入れられます。そこで、家電量販店での価格交渉術を「一人暮らしを始める場合」を例に挙げご紹介します。

家族と一緒に暮らしていた人が始めて一人暮らしを始める場合、新たにさまざまな家電が必要となります。たとえば、冷蔵庫や洗濯機をはじめとする生活家電(白物家電)は必須です。また、テレビや録画再生機器(DVD、ブルーレイ)などが必要な人も多いでしょうし、新たにパソコンを用意しないといけない場合もあるでしょう。

このように一人暮らしをスタートさせる際、生活に必要な家電を一通り揃えることとなります。安く手に入れる一番簡単な方法としては家電量販店利用することです。家電量販店は通常でも割安な価格に設定されている傾向がありますが、交渉次第で更に安くしてもらえる可能性があります。

価格交渉のポイント

買いに行く日は、イベントや割引セールなどをよく行っている土曜日・日曜日が狙い目です。価格交渉はメーカーからの出向社員や経験の浅そうなスタッフではなく、ある程度の裁量権・決定権を持っていそうなスタッフを選んで交渉することもポイントです。スタッフの役職などは、胸に付けている名札で確認する事ができます。

「この店舗で全部買うから安くして欲しい」と値引きのお願いをします。その際に他店での価格情報を持っているとさらによいでしょう。うまくいくと、たとえば合計10数万円分の家電購入で、1~2万円の値引きの可能性は十分にあります。

また、インターネットの加入値引きを併せて利用すれば、3~5万程度安くすることも可能。合計で4~7万円程度の値引きを狙うことができます。購入のタイミングや交渉相手、キャンペーン・サービスを上手に使って賢く家電を購入しましょう。

家電の代理購入について

家電の購入費用を抑える一つの方法として、「代理購入サービス」を利用する方法があります。代理購入サービスとは、家電量販店との値引き交渉や購入を代行してくれるサービスです。

利用者はまず購入したい家電商品を、代理購入サービス業者に伝えます。すると、業者は家電量販店と交渉を行い、その後見積もりを利用者に送ります。見積もりの内容・価格に納得した場合は、提示の代金を業者に振り込みます。

業者は振込を確認次第、家電商品を利用者に配送する手続きを取ります。ちなみに家電商品は、家電量販店を通じて配送されます。利用者は家電量販店と価格交渉を行う手間を掛けず済み、自分自身で購入するよりも安く購入できるという仕組みです。

ただしメリットがある一方で、家電量販店の指定ができないケースがある、代金振込後に業者の倒産などが原因で商品配送が行われないリスクがある、商品の保証サービスが受けられないケースが有り得る、といったデメリットがあります。利用する場合はよく考えてからにしましょう。

家電が一番安くなる時期

家電には価格の下がる時期があります。新しい商品との入替時期です。家電の多くは年に1~2度、新機能追加やデザイン変更がされた新モデルを発表し発売します。その時期は旧モデルの価格が下がる可能性が極めて高く、機種にこだわりがないのであれば安く購入するチャンスです。

入替時期の目安例を幾つか挙げると、パソコンは毎年6月頃や12月頃、炊飯器はだいたい夏頃、掃除機は10月頃に新モデルが出る事が多くなっています。また、家電量販店の決算期(基本的に3月、9月)にも、安くなる傾向あります。理由は決算期に少しでも売上げアップさせたい店舗側の思惑が働くからです。

「新しい商品との入替時期」や「決算時期」は、その他の時期よりもかなり価格が下がる傾向にあります。もし購入時期を調整できるのであれば、これらの時期に購入すれば費用を安くあげることができるでしょう。

家電をレンタルするという方法もある

家電は購入すると高価なものが多く、また引越しなどでの持ち運びも大変です。その為、家電は購入せず、レンタルで済ませるという人が増えています。理由としては、1回の支払いに必要な金額が購入するより安くなるという、コスト面での利点があります。クレジットカードの分割払いなどを活用すればさらに1度の支払額は少なくなります。

引越しの際は元の住居で返却、新居で再度の貸借を行い、それを繰り返すことで、家電の搬入を販売業者あるいは宅配業者に任せることもでき、結果自分の荷物が軽くなります。出張など、短期間の引越しを繰り返す場合は、レンタルが適しています。運営企業によって差異はあるものの、レンタルできない家電はほとんどなく、全てを賄うことができるのもメリットです。

一方で、長期的に見るとコストは高くなります。購入してしまえば1度きりの支払いで済む為、全体的なコストにおいてレンタルは購入に劣ります。修理などのメンテナンス、買い替え費用を含めてもそれは同じです。その上、レンタルできる商品は基本的に中古品であるということもデメリットと言えます。もちろん使用に問題はありませんが、中古品故のトラブルがないとも言えません。

その反面、故障に関しては契約者の過失によるものでない限り、修理及び交換の対応をしてもらえます。処分に困らないことも、評価できる点です。また一部の企業では新品も扱っているので、新品でのレンタルを希望する場合は申込前に確認しましょう。