家電

洗濯機を自分で運ぶ

引越しなどで洗濯機を運ぶ際、通常は業者に依頼して運んでもらいますが、方法に気をつければ自分で運ぶことも可能です。引越し費用を抑える事にもつながりますので、検討してみるとよいでしょう。

洗濯機を運ぶ

ゴム張りの手袋を用意しましょう

洗濯機を運ぶために必要な道具があります。それはゴム張りの手袋です。運ぶ際に素手だと滑って落としてしまう危険性があります。ホームセンターやコンビニ等で販売している商品も多く、入手しやすいのが利点です。また引越し業者も使っているので、利用しない手はありません。

外部の汚れは取り除いておく

滑る可能性を更に低くするため、外部の汚れは取り除いてください。特にこぼした洗剤は滑りやすいので完全に除去しましょう。また内部の水は引越し前日までには完全に抜いておいてください。引越し直前の洗濯は数日前に一旦辞めて引越し後にまとめて行うか、コインランドリー等を使って行いましょう。

付属のホースやコードは固定しておく

洗濯機の場合、付属のホースやコードは取り外しが効かないタイプがほとんどです。運んでいる最中にばらけてしまわないように、ガムテープなどでまとめ、本体にしっかりと固定しておきましょう。取り外せる場合は、ガムテープでまとめたあと、本体の中に入れておくと紛失の心配もなく安心です。但し運んでいる最中に中から飛び出すことのないように、蓋もガムテープ等でしっかり留めておきましょう。

可能なら家族や友人に手伝ってもらいながら運ぶ

運ぶ際は台車を利用する方法もありますが、結局は持ち上げる事、そして段差や階段では不便であることから、直接持って運ぶ方法が便利です。直接持つ場合は、取っ手を掴んで運びましょう。成人男性であれば一人で運ぶことも可能ですが、可能なら家族や友人に協力を頼むとより安全です。2人で持ち運ぶ場合は洗濯機の側面に立ち、左右から持ち上げて運ぶと楽です。

トラック等の運搬用の車に載せる際は横にせず、立てて運ぶ方が故障のリスクは低くなります。忘れてはならないのが元の住居及び新居での、運ぶルートの保護です。洗濯機ばかりに気を取られて、建物の保護をおろそかにすると修繕費用を払わなくてはならなくなり、コストが嵩みます。

洗濯機は横に寝かせてはいけない

そして、洗濯機の運搬時における注意点としては、搬入・搬出時に手で持って運ぶ時や、車両荷台への積載時において、本体を横倒しにしてはいけないという点があります。横に寝かせると、故障・不具合が生じる場合があるので、「立てて運ぶ」「立てて積載する」という事を心掛けるべきです。

また、斜めドラム式の洗濯機の場合の注意点として、運搬時にドラムを固定しておく必要があります。これは、運送時に振動等でドラムが動いて故障・不具合が発生する恐れがあるためです。

具体的には、新品の洗濯機を購入した際、納品時にはボルト(ネジ)でドラムが固定されているのですが、引越し時においても、このボルトを使用して固定を行う事となります。ボルトについては通常、納品・設置後に、取扱説明書や保証書等と一緒にして保管している場合が多いでしょう。
なお一般的には本体の裏側上部に、ボルトを締める箇所が2箇所ほどあります。